JA全青協は22日、東京・大手町のJAビルで、「中学生への食農教育」をテーマに全体学習会を開きました。「第3回JA都道府県青年組織委員長事務局合同会議」のプログラムの一つで、約90人が出席。来年度の青年部活動に生かすのが狙いです。10グループに分かれ、中学生に農業を伝えるには「どんな作目を選び、どんな授業内容にするか」を熱心に議論。各グループの発表では、地域性豊かで個性的なスピーチが相次ぎました。
事務局が、前回の会議で集めたアンケート結果から「農業体験の継続には、ストーリー性のある内容で、土づくりから食卓までをつなげることが大切だ」などの意見を紹介。これらの意見をもとに、授業内容を組み立てました。
まずは作目選びから。野菜で挙がったのはブロッコリー、キュウリ、キャベツ、ゴーヤー、ハクサイ、ミニトマト。「米と小麦」、「酪農と肉牛」という組み合わせもありました。
栽培面では、土づくりの実験で微生物の分解力を見せる、慣行栽培と無農薬栽培にほ場を分けて農薬の必要性を教える、手作業と農機を使った2種類の畝立てを体感してもらう――など、農業者ならではの案が出ました。
そのほかにも、さまざまな視点からのアイデアが披露されました。野菜の市場見学(流通)、家畜のふん尿処理と飼料作物栽培(循環型農業)、小麦粉パンと米粉パンの食べ比べ(食味)、肉牛の出荷・直売所での野菜販売(経済)、ゴーヤー栽培でグリーンカーテン(多面的機能)など。
各グループとも、農業という仕事の幅広さや奥深さを伝えるような授業内容になり、「来年度の活動計画に生かそう」と申し合わせました。
|
|

「どんな授業にしようか」と活発に議論

各グループが授業内容を発表 |